Winners
2023年度 受賞作品
グランプリ
株式会社 明治
レジャーシート
受賞者:石塚 勢二(Dynamite Brothers Syndicate)
審査員コメント
全応募作の中でこの作品だけが審査員全員から投票され、すぐにグランプリに決まりました。余計なことを言わず、引き算上手で、この商品を持ってピクニックに行こうというのがひと目で伝わります。レジャーシートを吊るすのも中づりという媒体ならではのアイデアでした。(えぐちりか 氏)
どんなに憂鬱な朝だって、このメトロの車両に乗り合わせたらニンマリしてしまう。きっとその表情は、きのこの山、たけのこの里を食べたときに近しい気がします。愛される定番だからこそできる、潔い表現。右下にちょこんと鎮座する存在感に勝る商品コピーもないでしょう。(尾形 真理子 氏)
中づり広告として掲出した時の意外性、中心となるアイデアを大切にした潔いデザイン、どれをとっても抜け目なく素晴らしい作品だと思います。
アイデアはシンプルなほど形にするのが難しいものですが、十分に検証された事が伝わりました。(かっぴー 氏)
グランプリの作品はパッケージをなくし、遠足の象徴レジャーシートと商品のみで構成したシンプルさが際立っていました。中づりメディアを意識して実際のレジャーシートで掲出する点も工夫があり、秀逸なアイデアだと思います。
商品を右下におさえていましたが、もう少し見やすい場所にちょこっと不用意に置くなどするとシズルがもっと出るかもしれません。(武山 範洋 氏)
準グランプリ
株式会社 明治
きのこたけのこ、どこまでも。
受賞者:松沢 洋祐(株式会社クリエイターズグループMAC)
共同制作者:朝倉 大喬(株式会社クリエイターズグループMAC)
共同制作者:中井川 紗波(株式会社クリエイターズグループMAC)
審査員コメント
連貼りがいきるとてもキャッチーなデザイン。なんだろう?と思ってアイデアに気がついた時の嬉しさがあります。山や里に限らず、海にも川にも湖にも連れて行ってというコンセプトそのものがいいですね!(えぐちりか 氏)
まず「と」の発見が素晴らしい。商品名とパッケージデザインを捩って遊ぶ知性。この最小限の触り方に、商品に対する敬意が感じられます。ただのお菓子というだけでなく、思っている以上に日本人の原風景になっている存在なのだと再認識させられました。(尾形 真理子 氏)
誰もが一度は目にした事のあるパッケージデザインの印象を、まるで合気道の様に利用していて、商品へのリスペクトを感じました。バリエーションも楽しかったです。(かっぴー 氏)
準グランプリは作品のクオリティ、展開力において抜き出ていたかと思います。
誰しもが見たことのあるパッケージをパロッて、コピーにあわせてイラストも丁寧に描かれていた点が好感を持てました。(武山 範洋 氏)
審査員特別賞(えぐちりか 氏)
カシオ計算機株式会社
浮かず、引かれず、なじみたい。
受賞者:鎌田 優作(株式会社ワントゥーテン)
審査員コメント
発見があるコピーでした。それを伝えるために、BABY-G そのものを広告に使用するのではなく、学校の中に文字盤を馴染ませた手法が斬新。この広告をみたら、どんなデザインの時計なのか自分で検索してしまうと思うので、そこも含めていい企画だと思いました。(えぐちりか 氏)
審査員特別賞(尾形 真理子 氏)
株式会社ニュー・オータニ
ホニュニ
受賞者:大滝 剛(フリーランス)
審査員コメント
なぜホテルニューオータニを短縮しようと思ったのか。なぜ高級ホテルにいちばんおもしろくなっちゃう4文字を選んだのか。ギリギリを攻めるアイデアなのに、下品にならないのがセンスですね。むしろ日本を代表するホテルとして、懐の広さを感じさせるクリエイティブだと思いました。(尾形 真理子 氏)
審査員特別賞(かっぴー 氏)
株式会社Mizkan
あ・じ・ぽ・ん
受賞者:青柳 直希(フリーランス)
審査員コメント
イラストを利用した広告は世界観の一致が重要ですが、味ぽんのレトロでどこかホッとする商品イメージに相応しいイラストだと感じます。
モノクロの明快なイラストは、電車内でもきっと目を引くでしょう。老若男女、誰もが口を揃えて「あ・じ・ぽ・ん」だ。
描いている内容も茶目っ気があり気に入りました。(かっぴー 氏)
審査員特別賞(武山 範洋 氏)
株式会社 明治
山あり、里あり。
受賞者:竹内 駿(株式会社アドブレーン)
審査員コメント
審査員特別賞は商品を山と谷に見立てたビジュアルにしっかりアイデアがあり、コピーの入れ方が遠足に出ている感じでオシャレです!背景の色もどことなく商品の軸?の部分を意識できる色の構成で、理屈がしっかりと細部まである作品でした。(武山 範洋 氏)
メトロアド賞
株式会社日本デザイン
デザインがわかると、世界がもっとおもしろくなる。
受賞者:永井 優樹(株式会社テレシー)
共同制作者:上野 澪(非公開)
お祝いコメント
受賞おめでとうございます。
優れたデザインには根拠があるということを知り、自分もやってみたい、学んでみたいと思わせてくれる、関心を呼び起こすお手本のような展開がお見事でした。 “日本デザインの活動の一員になりたくなる”という幅の広い課題を、中づり広告の媒体特性である視認時間の長さを活かして細かなコピーまで読み込める、学びあるクリエイティブに落とし込んだ、メトロアド賞にふさわしい作品でした。(メトロアドエージェンシー)
メトロアド賞
株式会社 明治
きのたけ旅
受賞者:福原 麻衣(派遣元:株式会社フェローズ/派遣先:株式会社エイデック)
お祝いコメント
受賞おめでとうございます。
今回の課題にもありました通り、平和であることが素晴らしい作品でした。クリエイティブからはきのこの山・たけのこの里を持って行楽にお出かけしたくなるようなワクワク感が感じられ、老若男女、世界中からお越しになった東京メトロを利用されるお客様の誰しもがきっと、車内でこの作品を見かけた際に温かな気持ちになっていただけるような愛情のある仕上がりが素敵でした。(メトロアドエージェンシー)
学生部門賞
株式会社 明治
三六五日、旬。
受賞者:酒井 智帆(城西大学)
共同制作者:松本 悠希(城西大学)
共同制作者:牧野 晃大(城西大学)
審査員コメント
この商品でしかできないシンプルで強いアイデアでした!(えぐちりか 氏)
賞の名に似つかわしくない老練な説得力があります。渋いです。365日いつ食べても美味しいという商品ベネフィットと同時に、日本人のDNAに刻まれた、きのこたけのこの根深さをしみじみ感じます。日本茶と合わせたくなりました。(尾形 真理子 氏)
学生らしからぬ、どっしりと肝の座った着眼点と、迷いなくブレない表現。この感性を大切にして、ぜひいつか広告業界を盛り上げる人材になって欲しいと思います。(かっぴー 氏)
学生部門賞は山で採取されたばかりの新鮮さが、イラストで良く表現されていた点が良かったと思います。文字についても原稿全体のトンマナを損なうことがないものになっており原稿として統一感があった作品でした。(武山 範洋 氏)
協賛企業賞
カシオ計算機株式会社
顔の次に映るのは手首かもしれない
受賞者:山田 洋平(MAQ inc.)
共同制作者:高山 勇輝(株式会社電通東日本)
お祝いコメント
この度は、素敵な作品をありがとうございました。
時計を着ける習慣がない10代の若者に如何に腕時計「BABY-G」に興味を持っていただけるか、という課題に対し、SNS全盛の10代にとって身近で抵抗なく響くコピーと切り口で見事に表現して頂けたかと思い選定させて頂きました。(カシオ計算機株式会社 時計マーケテイング部 西澤 菜甫子)
協賛企業賞
株式会社日本デザイン
デザインで、日本をしあわせに
受賞者:鳫金 佑紀(株式会社あしたの為のDesign)
共同制作者:勝浦 千賀(株式会社テレシー)
共同制作者:皆川 真麻(株式会社ライトパブリシティ)
お祝いコメント
この度は素敵な作品を有難うございます。
デザインの語源でもある、今あるものをより良くするということを一番表現されていた作品だと思います。他の応募作品と拮抗した部分はありましたが、デザインは、企画することだけでなく、実行することの方がより大事だと、私たち日本デザインは考えているため、今回の作品は、最も少ない手数、最もシンプルな手法で日本を幸せに変えている。その表現に魅力を感じ、選出させて頂きました。(株式会社日本デザイン 代表 大坪 拓摩)
協賛企業賞
株式会社Mizkan
味ぽんなら、こってりしたものもさっぱりと
ヘルシーに食べられる。
受賞者:田村 貞夫(フリーランス)
お祝いコメント
この度は素敵な作品をありがとうございました。
「お鍋」や「冷奴」などさっぱりとした副菜に使用するイメージがまだまだ根強い「味ぽん」ですが、脂が乗ったお肉という食素材を用いて新しく表現いただきました。また、誰でも経験がある「さっぱりしたい」気持ちを一瞬で彷彿させる、非常に上手なシーン訴求で、ブランドならではのさっぱりとした味わいが巧みに表現されていたため選出させて頂きました。受賞作品以外にも数多くの応募を頂きましたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。(株式会社Mizkan マーケティング本部マーケティング企画1部 調味料2課 課長 小又 美智)
協賛企業賞
株式会社ニュー・オータニ
どんなお祝いも、ここで。
受賞者:今井 理紗子(株式会社会社アイレップ)
共同制作者:桑原 尚朗(株式会社コーセー)
お祝いコメント
このたびは素敵な作品をありがとうございました。
当社のおすすめでもある、「日本庭園」を舞台に、時は移り変われども、今回のテーマである、「今度のアニバーサリーは、ホテルニューオータニで」を想起する情景を上手に表現しており、強く共感しました。ありがとうございました。(株式会社ニュー・オータニ マーケティング課 課長 岩﨑 州彦)
協賛企業賞
株式会社 明治
おやつ行先案内
受賞者:冨田 美樹
お祝いコメント
このたびは、素敵な作品をありがとうございました。
鉄道特有のドアの配置と、降車後の今日のオススメを掛ける事で、移動からのお菓子喫食を全ての方に優しく訴求している点に好感を持ち、選出させていただきました。
また、潜在意識にある「きのこたけのこどっち派」を改めて考えるきっかけになり得ると感じました。最後になりましたが、この場をお借りして今回ご応募いただいた皆さまにも御礼申し上げます。(株式会社 明治 宣伝部ブランド2G 小口 陽平)
ファイナリスト
- 手を上げた時、気分もアガる。
- 岡本 渚株式会社博報堂
- 強いって、アガる。
- 中西 亮介株式会社博報堂
- 中馬 拓人株式会社博報堂
- 河口 泰子株式会社博報堂
- 制作中
- 米田 隆浩フリーランス
- 広げる味の幅
- 伊藤 響横浜美術大学
- 今日も、冬の音がする。
- 山本 ひかり株式会社電通デジタル
- おめでとう。 幸せでありますように。
- 秋澤 瑞穂株式会社電通
- 小山 夏子株式会社電通
- スーパーアニバーサリーホテル
- 小川 真奈株式会社東急エージェンシー
- 西原 湧介株式会社東急エージェンシー
グランプリ
株式会社日本デザイン
のびしろ美術館
受賞者:速石 光(株式会社ZIZO)
共同制作者:加藤 修資(株式会社ZIZO)
審査員コメント
広告には、多くの人に浅く伝わるものと、狭い人に深く伝わるものがあるけど、日本デザインの広告は、このくらいまでターゲットを絞り込んで深く伝えたほうがいいと思いました。往復歩くだけでビフォーアフターがひと目でわかるいわばライザップ実証広告のフィジカル体験版ですね。ここで学べる門外不出な技術を惜しげもなく披露していて太っ腹!それに歩くだけで、タダでデザインのポイントが学べちゃうなんて、僕みたいな怠け者向けの教材としても素敵。デザインだけじゃなくて、料理やゴルフやファッションやインテリアなんかのビフォーアフターにも使える学びの万能フレームかもしれませんね。新宿駅の空間のバリューアップにも結びついていると思います。(木村 健太郎 氏)
完全に「あるな」と思いました。
駅の通路という場所を生かした設計×きちんと絞ったターゲットの成長したいインサイトを確かについている。(三浦 崇宏 氏)
「未完成なものを見た方が学びがある」と思っています。完成されたモノよりも欠点の方が人は発見しやすく、欠点を生まない方法を学びやすいからです。
普通デザイン学校の広告なら卒業生の優れたデザインスキルを見せるもの。それをスキルアップ前の未完成なデザインをセットで見せることで一気に「のびしろ」が可視化される。ここがすばらしい発見でした。未完成を見せることで親近感を生むことも良いですよね。
それでいて、この企画書はかなり完成されている。前段は端的で読みやすく、エグゼキューションは細かいところまで詰められていて審査でも後押しされやすく、実施後の効果が想像しやすかったです。アイデアからそれを伝える企画書まで含めて全てがグランプリ級でした。(関谷“アネーロ”拓巳 氏)
スクールに入学しても自分がどこまで成長できるかって未知の世界。そこを具体的に、BeforeとAfterで展示してくれることで自分もやってみようかなって背中を押してくれる企画です。「のびしろ美術館」というユニークな名称と展示方法で、作品提供した卒業生も嬉しい!(長田 新子 氏)
準グランプリ
株式会社リッチェル
壁付けアイデア展
受賞者:徳山 彰一(株式会社TOW)
審査員コメント
この商品の本質をついた企画だと思います。直置きのものを壁付けにしたら一体何が便利なんだろう?自分たちの生活はどう変わるんだろう?そんなことを考えてみることで生活者自体がリッチェルのメリットを自発的に想像して発見していく仕掛けがめちゃ秀逸。それにポストやゴミ箱は事業者の人が回収しやすいとか、自販機の下にコイン入っちゃうと見つかんないよなーとか、ディテールもものすごく気が効いている。新しい提言力が半端ないー。これはもう、壁付けカテゴリーのリーダーシップやー。さらにOOHの媒体特性が一番活かされている。この立体シズルは、デジタルメディアや平面広告ではここまで伝えられない。僕の中のグランプリ候補。最後まで票が割れました。惜しむらくは、最後この商品にストンと落ちるコピーが欲しかった。最後に、この暮らしのヒント展、なぜだかとっても新宿らしいと感じるのは僕だけですか?(木村 健太郎 氏)
なかなか「やるな」と思いました。
屋外広告には街を面白いものにする責任があると思っています。その意味でめちゃくちゃ屋外広告らしい企画。(三浦 崇宏 氏)
この商品の特徴は、様々なモノに応用できることに気付いたこと。
いつもは気に留めないモノを浮かせるだけで、人が気になる展示になると気づいたこと。
公共物は自分の生活とやや関係がないけれど、自宅のディスペンサーも浮かせることで生活が便利になると落とすこと。素晴らしい企画でした。(講評を書きながら改めてこの企画の良さに気付きました)
グランプリを競った結果、より商品が中心にある案に軍配が上がりました。がそれは悪いことではありません。新宿駅を通る気分とは遠い壁付けディスペンサーを気になるモノにするには、商品中心よりも強い企画性で魅力的にする必要がある。この案も準グランプリに相応しい企画でした。(関谷“アネーロ”拓巳 氏)
「壁付け」で課題を解決するという発想自体が斬新であり、これによって新しい視点が生まれ、商品の原点が明らかになります。また、屋外広告ならではの展示方法も考えられます。最近、片付けのアドバイスとして床に物を置かないことと言われ、商品を試してみたくなりました。(長田 新子 氏)
審査員特別賞(木村 健太郎 氏)
株式会社 明治
チョコっと行楽シート
受賞者:岩田 小春(MIC株式会社)
共同制作者:神岡 啓介(MIC株式会社)
審査員コメント
剥がせるピールオフ広告というのはアウトドア広告の鉄板なんです。でもこれは、みんな欲しくなるし、使えるし、使った先でも広告になる。レジャーシートの企画はいくつかあったけど、きのこの山かたけのこの里のどっち派かを選んで剥がすこの企画が一番よかった。アネーロ審査員はこれが全部のアイデアの中で一番いいと絶賛していましたし、長田審査員はかわいくてブランドイメージにもあっているこのデザインをべた褒めしていました。ただ審査で議論になったのは、欧米ではこういうプラスチックを使っているかもしれないギブアウェイは脱炭素やプラゴミ削減の流れに逆行していて、ややもするとブランドを毀損する可能性もあるということ。日本ではあまり問題になりませんが、オリエンにグローバル化という課題が書いてあり、欧米のお客さんにはそう感じる人がいるかもしれないという点が議論されました。(木村 健太郎 氏)
審査員特別賞(三浦 崇宏 氏)
株式会社日本デザイン
肩書きフィジーク
受賞者:渡邊 一生(株式会社東急エージェンシー)
共同制作者:田中 健太郎(株式会社東急エージェンシー)
共同制作者:安里 喬泰郎(株式会社ATOMica)
審査員コメント
「こういうのもあるよな」と思いました。
理屈っぽいもの、スマートなものもいいんだけど、作り手のエゴ、好きな気持ち丸出し。
でも実際あったら結構バズっちゃうと思う。これでいこう!とした勇気に敬意を表します。(三浦 崇宏 氏)
審査員特別賞(関谷“アネーロ”拓巳 氏)
株式会社 明治
きのこ狩りの山・たけのこ掘りの里
受賞者:田丸 浩太郎(株式会社博報堂)
共同制作者:宮坂 和里(株式会社博報堂)
共同制作者:市川 侑芽(株式会社博報堂プロダクツ)
審査員コメント
いちばん好きな企画でした。
チョコとクッキーの畑からきのことたけのこを収穫してみたい!
行楽に行きたくなるというお題にしては、ここが目的地になって終わりそう(それくらい体験は強い)というブリーフとのズレ。人通りの多い新宿駅で衛生的に実施できるのか?という実現性への疑問。など今回のコンペに対しては欠点が多かったのですが、それでも「きのこ狩りたけのこ掘り」という体験は素晴らしいアイデア。ぜひ実現してほしい(駅じゃないところで)と思い、特別賞を贈らせていただきます。(関谷“アネーロ”拓巳 氏)
審査員特別賞(長田 新子 氏)
株式会社 明治
ニッポンを旅する
きのこの山 たけのこの里
受賞者:諸岡 千緩(株式会社デイリースポーツ案内広告社)
共同制作者:村田 理里子(株式会社デイリースポーツ案内広告社)
共同制作者:伊藤 孝浩(株式会社デイリースポーツ案内広告社)
審査員コメント
「きのこ山」と「たけのこの里」の存在が各地を繋げるアイコンになり、新宿という旅の始まりにふさわしい場所からスタートすることで、旅x商品xご当地バリエーションで新しい体験価値を作れる可能性があると思います。ニッポンを旅する きのこの山 たけのこの里という言葉もイメージがマッチして可愛いし、巨大自販機を試してみたいです!(長田 新子 氏)
メトロアド賞
株式会社 明治
わびのこ遅延証明書
受賞者:福原 弘志(K&L Inc.)
共同制作者:江口 光希(株式会社電通クリエーティブX)
共同制作者:金子 友美(株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ)
お祝いコメント
受賞おめでとうございます。
「遅延証明書」というモチーフがいかにも交通広告らしく、駅空間での展開がばっちりハマったテーマで、出会ったその時、その場で話題にしたくなるリアルメディアの良さが存分に生かされた展開でした。ポップなクリエイティブでピールオフとしても通行中の方の目につきやすく、つい立ち止まりたくなるような、優れた着目点のコミュニケーションアイディアでした。(メトロアドエージェンシー)
学生部門賞
株式会社日本デザイン
手にショックを!
受賞者:野口 温(立命館大学)
審査員コメント
ワンメッセージ一点突破が潔い!誰もが知ってる映画「ローマの休日」でお馴染みの「真実の手」。みんなやりそう。バズりそう。超シンプルなのに体験デザインが強い。アウトドア広告って、作り手が考える順番は「着地目標(やって欲しい行動)」があってそのための「アイデア(ブランド体験)」を思いついて、そのための「エグゼキューション(興味のきっかけ)」が出来上がるのが通常だけど、生活者が触れる順番はその逆ですよね。興味のきっかけがあってはじめてブランドを体験するし、その結果メッセージを理解したりウェブサイトにアクセスしたり商品を買ったりする。その意味でこの企画は最初のふたつはめちゃくちゃパワフルです。絶対気になるしやってみたくなるし、実際に多くの人が手を突っ込んでわいわい体験するでしょう。絵が浮かびます。俺でもやります。あなたもやりますよね。その時点で80%勝ったも同然。実は、プロの目線から見ると最後のひとつ、つまりブランドへの着地力がちょっと弱いですが、それは大人になってから「カスタマージャーニー」とか「フルファネル」とかそういうやつを習えば何の問題もありません。ようこそ広告業界へ。(木村 健太郎 氏)
めちゃくちゃ「いいな」と思いました。
言ってしまえば単なる駄洒落なんだけど、それを完全に信じて一点突破した強さがいい。(三浦 崇宏 氏)
「バカバカしくていいよねw」と審査中盛り上がりました。
ダジャレだけの一点突破の企画を考えても褒められるのが、この業界のいいところだと思います。バカバカしさで人はけっこう動きますよね。
日本デザインの課題を解決できるとまではいっていない荒削りの企画ではありますが、バカバカしい企画をおもしろがる心を持ち続けながら、企画力をさらに高めていっていただきたいと思い、学生部門賞を贈らせていただきます。(関谷“アネーロ”拓巳 氏)
「手に職を」という少し重い言葉が、「手にショックを」という軽快な言い回しに変わり、ユニークで楽しそうなプロジェクトになっています。もし新宿駅でこんな光景を見かけたら、きっと友人同士で試してシェアしたくなるのでは!そんな風景が目に浮かびます。(長田 新子 氏)
協賛企業賞
株式会社日本デザイン
フリーランス転生
受賞者:森井 大輔(株式会社電通プロモーションプラス)
共同制作者:洪 準(株式会社電通プロモーションプラス)
お祝いコメント
この度は、素敵な作品の制作有難うございます。
手に職、まさに生きるための武器を手に入れることを、面白く表現してくれたアイデアだと思います。フリーランスに興味がなくても、面白そうと思って人が集まり手に取ってしまう、その後の購買行動への遷移もシンプルである。OOHに本来あるべき姿がそこにあるように感じました。素晴らしい作品を考えて頂けたこと、この場を借りてお礼申し上げます。(株式会社日本デザイン 代表 大坪 拓摩)
協賛企業賞
株式会社 明治
人類きのたけ補給計画
受賞者:箕浦 佐紀(株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ)
共同制作者:瀬端 優人(株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ)
お祝いコメント
このたびは、素敵な作品をありがとうございました。
『移動のお供にきのこ・たけのこを食べたくなる』というお題を、エネルギーや笑顔の補給が必要という別の角度から面白く再定義している点と、スマホを活用する事で、SNSでの立体的な拡がりもイメージが持てた為、選ばせていただきました。最後になりましたが、この場をお借りして今回ご応募いただいた皆さまにも御礼申し上げます。(株式会社 明治 宣伝部ブランド2G 小口 陽平)
協賛企業賞
株式会社リッチェル
シャンプー黒歴史ミュージアム
受賞者:田島 由紀子(非公開)
共同制作者:船曵 香代(株式会社明治アドエージェンシー)
共同制作者:松沢 洋祐(株式会社クリエイターズグループMAC)
共同制作者:丸山 優河(株式会社プラップジャパン)
お祝いコメント
この度は受賞、誠におめでとうございます。
従来のディスペンサーの困りごとを黒歴史と題し、歴史的な有名絵画を取り入れたユーモアに思わず口角が上がってしまいました。また空間演出が絶妙で、美術館に足を踏み入れたかのような、圧倒的な空間支配力を感じました。マクロでもミクロでも強烈なインパクトがある作品でした。今後益々のご活躍を期待しています。(株式会社リッチェル 商品開発本部 デザイン部 部長 三輪 久夫)
ファイナリスト
- 歩いて分かる! 手に職診断
- 丸山 優河株式会社プラップジャパン
- 田島 由紀子非公開
- 船曵 香代株式会社明治アドエージェンシー
- 松沢 洋祐株式会社クリエイターズグループMAC
- 盛れる写真機
- 石川 安夢アクセンチュア株式会社 Accenture Song本部
- 竹節 駿也アクセンチュア株式会社 Accenture Song本部
- 渡邊 覚斗株式会社博報堂
- きのたけ駅弁
- 洲戸 健之株式会社大広
- 須川 優希株式会社テー・オー・ダブリュー
- 持たせるだけでかわいくなる絵画展
- 渡邊 一生株式会社東急エージェンシー
- 田中 健太郎株式会社東急エージェンシー
- 安里 喬泰郎株式会社ATOMica
- 謎のPUSH
- 佐々木 響平株式会社博報堂Gravity
グランプリ
サッポロビール株式会社
振り返れば、食卓にいた。
受賞者:伊藤 麻依子(フリーランス)
審査員コメント
良かった点です。
- ① 無音メディアなのに激しい。この速度の画の切り替わりは駅構内でもとても目立ちそう。テレビではできない、サイネージだからこそできる表現。
- ② 新商品ではなく既に愛される商品だからこそ「振り返れば」という企画が効いている。
- ③ 商品が出続けている必然性がある。
- ④ ちゃんと「おいしそう」も担保されている。
(市川 晴華 氏)
広告として一番成立していると思います。「動くポスター」としてのデジタルサイネージとしての良さがしっかりとあります。立ち止まってしっかり見ても、歩きながらチラッと目に入るような見え方でもどちらでも効果がある。広告賞のグランプリとしては、もっと攻めた表現であってほしいという欲目はあります。(藤井 亮 氏)
準グランプリ
株式会社Mizkan
かけて、変身
受賞者:吉田 彩音(McCann Health Japan)
審査員コメント
商品を逆さまにして無限に垂れ流してしまう。普段の広告ならやらない表現です。でも、ゆるファンシーなイラストと、ちょっとした狂気の世界観で、それが許される感じがします(もったいないとかは、言われなそう)。そして、実は、商品のいいたいことがシンプルに説明ができている。あと、縦型媒体ってビフォーアフターがすごく見やすいな、と気づきました。(市川 晴華 氏)
商品を逆さまにしている、商品の中身をドボドボと流し続けるなど、本来の広告ではタブー扱いされそうな表現。縦の構造を生かしたレイアウト、稚拙ながらも味のあるキャラクターなど、目を引くところが多い作品でした。絵作りのクオリティは今後に期待です。(藤井 亮 氏)
審査員特別賞(市川 晴華 氏)
サッポロビール株式会社
「主役」をもっと、引き立てる!
受賞者:青木 裕作(東京都立大学)
審査員コメント
この前を歩いていたら、「何だ、何の広告だ?!」と立ち止まると思う。ツカミばっちり。クオリティも高く、「主役を引き立てる」というコピーであれば、とても最適な表現だと思いました。
あとは、最後は飲むシーンや食卓に置かれてるシーンなどで、この「絵的なたとえ」から抜け出せると、「美味しそう」までいけると思いました。(市川 晴華 氏)
審査員特別賞(藤井 亮 氏)
株式会社日本デザイン
勉学の神様シマフクロウはあなたを見守ります
受賞者:本谷 英一(sps本谷英一)
審査員コメント
動物の映像に、時折挟まれる企業ロゴ。ほぼ広告表現的なロジックはなく、しかしロジックがないからこそ広告的な嫌味がない。こういうものは今の時代、実際に出稿すると、むしろ目立つようにも感じます。完全に広告的作意を消した、ある意味、巨匠の仕事にも見えます。(藤井 亮 氏)
メトロアド賞
サッポロビール株式会社
甘くないチャレンジ
受賞者:藤波 優人(株式会社グミ)
お祝いコメント
受賞おめでとうございます。
デジタルサイネージの媒体特性である縦型の画面を活かしたクリエイティブで、出会ったその場で体験を誘うような設計に惹かれました。「ズルい?いや“甘くない”だ。」のコピーが良い意味で裏切りのある、商品コンセプトをユーモア満載のオチで昇華するアイディアがハッとさせられて大変面白く、リアルならではの好奇心くすぐる体験に商品コンセプトをうまく反映した素晴らしい作品でした。(メトロアドエージェンシー)
学生部門賞
サッポロビール株式会社
「CRAFT SPICE SODA」カラオケ映像
受賞者:齋藤 羽琉(中京大学)
共同制作者:古川 桃子(中京大学)
共同制作者:村井 孝輔(中京大学)
共同制作者:市村 悠羽(中京大学)
共同制作者:森 優雅(中京大学)
審査員コメント
無音メディアかつ、知らない歌なのに、このカラオケフォーマットだと不思議と音が聴こえてくる気がするし、目で追ってしまう。サイネージ×カラオケ風フォーマットに発見がありました。(市川 晴華 氏)
カラオケ風の表現自体は広告ではありがちなものではありますが、デジタルサイネージでは新鮮。無音だからこそ視聴者の頭の中でそれぞれの想像するムードある曲が流れそうです。散りばめらている小ネタもとても効果的に感じます。(藤井 亮 氏)
協賛企業賞
株式会社日本デザイン
軽い気持ちでもいいんじゃない?
受賞者:松尾 貴大(株式会社リチカ)
お祝いコメント
この度は素敵な動画の制作有難うございます。
やってみたい・楽しそうというニーズを、動機が軽すぎるというレベルまで振り切るアイデアが、動画というメディアの自由さとマッチしていると感じました。またアイデアだけでなく、軽さを感じさせるモーションのクオリティや、企画書も作る提案の丁寧さも素晴らしいと思いました。他にもどんな引き出しがあるのか、もっと見たくなる作品でした。(株式会社日本デザイン 代表 大坪 拓摩)
協賛企業賞
株式会社Mizkan
この恋の隠し味
受賞者:林 泰蔵(中京大学)
共同制作者:伊藤 美琴(中京大学)
共同制作者:山下 愛莉(中京大学)
共同制作者:久保 美優(中京大学)
共同制作者:小笠原 優斗(中京大学)
お祝いコメント
この度は素敵な作品をありがとうございました。
これまでの「味ぽんブランド」広告には無かった非常に斬新なクリエイティブで、審査中も担当全員で何度も繰り返し見てしまいました。後からじわじわと響く細かな表現も施され、思わずサイネージの前に立ち止まって見てしまうようなクリエイティブだったため選出させて頂きました。受賞作品以外にも数多くの応募を頂きましたことを、この場をお借りして御礼申し上げます。(株式会社Mizkan マーケティング本部マーケティング企画1部 調味料2課 課長 小又 美智)
協賛企業賞
サッポロビール株式会社
斜めに見ると空間を感じられる広告
受賞者:北嶋 一樹(フリーランス)
お祝いコメント
このたびは、素敵な作品をありがとうございました。
また受賞おめでとうございます。今回選出させていただいたポイントは、デジタルサイネージという利点を活かした作品となっており、奥行きを使った表現により、おもわず立ち止まって見てしまう作品になっていると感じることが出来ましたので選出させていただきました。最後になりましたが、この場をお借りして今回ご応募いただきました皆様にも御礼申し上げます。(サッポロビール株式会社 ブランドマネージャー 高原 務)
ファイナリスト
- 美味しく、ヘルシーな毎日に!
- 岡田 愛華 キヤノン株式会社
- ポン行
- 浜田 英之株式会社オロ
- 後藤 駿一株式会社TBSアクト
- 本間 なつみネイチャーワールド株式会社
- 佐藤 雄飛株式会社オロ
- ゴハン、引き立つ。ジブン、引き出す。
- 高石 瑞希株式会社大広WEDO
- さしすせソーダ
- 蒲田 暁株式会社博報堂プロダクツ
- 藤川 諒株式会社博報堂