Metro Ad Creative Award 2019

これからの新しい交通広告・OOHを創造する

3 Metro Ad Creative Award 2019

応募受付は終了しました。
多数のご応募ありがとうございました。

  • *受賞作品の発表は2020年3月を予定しています。

Metro Ad Creative Award
について

Metro Ad Creative Awardは「これからの新しい交通広告・OOH」を創造する
メトロアドエージェンシーとともに、東京メトロの交通メディアを最大限に活用し、
新たな価値を生み出すことにつながる表現やアイディアに出会い、
そうした才能の発掘および育成を目的としたアワードです。

募集課題

Metro Ad Creative Awardでは、協賛企業から出された課題に対して、
ユニークなプロモーションアイディアを
「デザイン部門」と「プランニング部門」の2部門で募集いたします。

特別課題に応える活用メディアの特性を活かしたユニークな中づりポスター、もしくはMCV作品を募集します。

  • 社会通念上、公序良俗に反する内容を含むなど不適切な作品は採用できません。
活用メディア
中づりポスター・MCV(駅サイネージ)
フォーマット
【中づり】ポスターデザインを提出。天地364mm×左右1,030mm/ PDF形式
  • 実際にポスターになることを前提に制作して下さい。
  • 上部30mmがホルダークワエ部分のため、デザインが隠れてしまいますので、ご注意下さい。
【MCV】動画(WMV9)もしくは静止画(JPEG)を提出。1,920×1,080ピクセル(縦型)
課題提供企業

特別課題に応える活用メディアの特性を活かしたユニークなアイディアを募集します。

  • 社会通念上、公序良俗に反する内容を含むなど不適切な作品は採用できません。
活用メディア
新宿メトロスーパープレミアムセット
フォーマット
企画書(A4ヨコ10枚以内/PDF)
  • 企画書は、A4(ヨコ)サイズ10枚以内、容量は10MB以内にてアドビシステムズ社PDFでご提出ください。
課題提供企業

交通メディア紹介

  • デザイン部門
  • プランニング部門
株式会社高橋書店
カシオ計算機株式会社
西川株式会社

サイズ

制作物

ポスターデザインを提出/PDF形式

  • 受賞された際、紙以外の特殊素材を使用した作品については、掲出規程上H274㎜×W1030㎜サイズにてリサイズをお願いする場合がございます。

特徴

車両の天井部から連なるように吊るされた広告ポスターです。車両広告の中でも、旅客にインパクトを与えやすく、紙素材だけではなく、立体物や特殊素材を使用した展開も多く、リアルメディアならではのコミュニケーションが可能なメディアです。

企業事例

  • 株式会社高橋書店

    株式会社高橋書店

  • カシオ計算機株式会社

    カシオ計算機株式会社

  • 西川株式会社

    西川株式会社

ネスレ日本株式会社
ネスレ日本株式会社

サイズ

特徴

駅構内の主要エリアの柱に連続で設置されたデジタルサイネージです。近年ではテクノロジーの進歩によって、よりリアルタイムな放映も可能になってきています。時間や場所、天気や気温など、様々なシチュエーションにマッチした広告展開が可能なメディアです。

対象

新宿駅

制作物

動画(WMV9)もしくは静止画(JPEG)を提出

  • 動画の場合、秒数制限はございません。

企業事例

  • ネスレ日本株式会社

    ネスレ日本株式会社

オープンワーク株式会社
オープンワーク株式会社
Netflix株式会社
Netflix株式会社
株式会社アルビオン
株式会社アルビオン

サイズ

制作物

企画書(A4ヨコ10枚以内/PDF)
(企画書は、A4ヨコサイズ10枚以内、容量は10MB以内にてアドビシステムズ社PDFでご提出ください。)

  • 作品は、4面すべてを活用もしくは1面のみ活用どちらでも問題ございません。

特徴

全長80mに及ぶ新宿メトロスーパープレミアムセットは、巨大ポスターの掲出や、インタラクティブなプロモーションなど、インパクトのある展開を実現する、東京メトロ最大の広告スペースです。東京のターミナルである新宿駅にて、年代、性別、職業問わず、幅広く多くの人々に向けたコミュニケーションが可能です。

企業事例

  • オープンワーク株式会社

    オープンワーク株式会社

  • Netflix株式会社

    Netflix株式会社

  • 株式会社アルビオン

    株式会社アルビオン

応募要項

作品応募
応募資格 : 年齢・職業・国籍は一切問いません。

入賞作品の発表

月刊『販促会議』誌面、『AdverTimes(アドタイ)』(Webメディア)および特設サイトにて発表

審査

クリエイター審査員およびメトロアドエージェンシーが審査
各部門ごとに、グランプリ(1点)、準グランプリ(1点)、メトロアド賞(1点)、審査員特別賞(3点)
学生部門賞(1点)、協賛スポンサー賞(協賛スポンサー社数分)

応募方法

  • - 課題を選択する
  • - 作品をつくる
  • - 対象企業の課題ページから作品を応募する

審査から発表までのスケジュール

  • 募集サイトにて
    課題発表

    2019年
    9月27日

  • オリエンテーション

    2019年
    10月予定

  • 作品応募締切

    2019年
    12月25日13時

  • ファイナリスト発表

    2020年
    3月上旬

  • 入賞作品発表
    授賞式開催

    2020年
    3月中旬

※2020年5月中旬 銀座線ギャラリートレイン運行予定!

中づりポスター 選考基準

SNSやスマホの背景を鑑みた、新たな接点として機能する、
斬新なアイディアやデザインを審査・表彰。

  • 「中づりポスター」ならではの表現であること
  • 課題テーマや目的にあった表現であること
  • 課題の特徴を捉えた創造性のある表現であること

MCV(駅サイネージ)用映像コンテンツ 選考基準

見慣れたMCV(駅サイネージ)を非日常にする、メディアに最適化された映像表現を審査・表彰。

  • 「Metro Concourse Vision」の特徴を生かした表現であること
  • 課題のテーマや目的にあった企画であること
  • 映像表現の技術をうまく活用できていること

選考基準

企画書のデザインや体裁、完成度ではなく、
マーケティング上の効果を見込める斬新なアイディアを審査・表彰。

  • 課題のテーマや目的にあった企画であること
  • 具体的な成果が見込める企画であること
  • 課題の特長を捉えた創造性のある企画であること
  • 実現する可能性が高い企画であること
  • 駅ならではの表現であること

応募上の注意点

応募作品数に制限はございません。1名(グループ)何作品でも応募可能です。

企画書はA4サイズのPDF10枚以内(表紙を含む)、容量は10MB以内で応募ください。なお、一度応募された企画書は一切の削除、修正ができませんので、ご了承ください。公平な審査を行うため、企画書内に所属企業や個人名が特定できるロゴや名前の表記があった場合は審査対象外となります。

既に実施済の企画でのご応募はご遠慮ください。

活用メディアの大幅な改変を伴う企画は実現性の点で審査対象外となる場合がございます。

作品には必ず企画意図を明記してください。

応募作品は、自作・未発表作品に限ります。他のコンテストなどに応募・受賞歴があるものと同一または類似とみなされる作品は応募できません。

応募はサイト上でのみ受け付けます。郵送やメール、持ち込みによる応募は無効となりますのでご注意ください。

株式会社メトロ アド エージェンシー、並びに東京地下鉄株式会社(東京メトロ)への課題に対する問い合わせはご遠慮ください。

応募作品の版権・著作権などの使用に関する権利は、応募の時点で株式会社メトロ アド エージェンシー、株式会社宣伝会議に帰属します。

また、応募作品は応募対象企業のプロモーションに使用できるものとします。この場合、プロモーション使用に関する使用料などは原則発生しません。また、応募作品は返却いたしませんので、あらかじめご了承ください。 審査状況に関するお問い合せには、一切応じられません。

応募時にいただく個人情報は本賞に関するご連絡のほか、株式会社宣伝会議からの各種ご案内に使用させていただきます。

当社のプライバシーポリシーをご確認の上、ご応募ください。 入賞作品については公式Webサイトなどで発表いたします。なお、応募登録時に記載いただいた氏名で発表いたしますので、グループ応募の場合は代表者の個人情報をご記入ください。

株式会社宣伝会議プライバシーポリシー
http://www.sendenkaigi.com/privacy/

-締切直前- 審査員が語る、"+1"POINT

広告というのは、そのメディアや空間を使う人の目的に沿ったものであるべきだ

木村健太郎氏
木村 健太郎 氏
博報堂ケトル 共同CEO エグゼクティブ クリエイティブ ディレクター 博報堂 APAC co-CCO

僕の審査のポイントは、地下通路という空間を利用客にとってどう素敵にできるか、そして、それによってそのブランドをどう好きになってもらえるか、のふたつです。アウトドア広告は生活環境の一部分。新宿駅地下通路は多くの人が使う公共空間です。だからプロモーションのために、利用する人にちょっとでも不快な思いや余計な負担をさせたら、ブランドにとってマイナスになりますよね。でも、例え退屈な地下通路に、全力疾走して買う自動販売機があったり、髪の毛を使った理科の実験コーナーがあったり、一瞬考えさせる美術館があったら、駅がちょっとだけ楽しくなりますよね。そしてそれをやったり見たりすると自然にそのブランドを好きになったり話題にしたくなったりするしくみがある。

強くて効果的なアウトドア広告の作り方(1)
いいアウトドア広告とはどのようなものなのでしょうか。強くて効果的なアウトドア広告のクリエイティブはどのように発想すれば良いのでしょうか。今回は2回に分けて非常にベーシックなことを書いてみようと思います。

まず、アウトドア広告の強みとはなんでしょうか?テレビ広告やデジタル広告と比べてみましょう。

一般的には、テレビ広告の強みとは多くの人に届けられるという点ではリーチ(到達)ですよね。デジタル広告には同じスクリーンで商品サイトにクリックできるという点でコンバージョン(送客)という強みがあります。

でも、アウトドア広告は、PRをからめたり、スマホと連動しない限り、それ自体はリーチにもコンバージョンにもあまり強くありません。

アウトドア広告ならではの強みは、「レレバンシー」です。レレバンシーとは、関連性、親和性という意味。ひとことでいうと、ブランドやクリエイティブとスペース特性との相性です。

例えば、英会話教室にとってレレバンシーが高い広告とはどんなものでしょうか。それは、英語がもっとしゃべれたらなあと思った瞬間、たとえは海外から帰国した直後に通る国際空港の帰国ゲートに「今度こそ始めよう、英会話。」と書いてあったらなんだかやる気になりますよね。このような、ブランドについての意識や気分が盛り上がる瞬間のことを僕は、ブランドと生活者の「トキメキの瞬間」と呼んでいます。

トキメキの瞬間の見つけ方には、「購入欲求」、「使用実感」、「商品形状」、「ターゲット属性」などのアプローチがあります。今度は、カップ麺のトキメキの瞬間を例にアウトドア広告の発想の仕方を考えてみましょう。

ひとつ目は、「購入欲求」でトキめかせるという発想。その商品を買いたいという欲求が高まる瞬間を捉えるというアプローチです。カップ麺の場合は、お腹が空いた瞬間をメディア化したりクリエイティブ化したりという考え方。さっきの空港の帰国ゲートに英会話の広告をというのもこの考え方ですね。

ふたつ目が、「使用実感」からの発想。カップ麺を作ったり食べたりするときの感覚を想起させたり体験をさせたりするタッチポイントやクリエイティブ。3分待つという体験を企画にする考え方とか、カップ麺の匂いを出すアウトドア広告、とかがこれにあたります。

みっつ目は、「商品形状」からの発想。商品特徴の視覚的な類似性によるアプローチです。例えば、銭湯の煙突にカップをつけて煙を湯気に見立てる広告を開発したり、麺をすするシズルを噴水で表現したり、といった企画ですね。

そして最後は、「ターゲット属性」からの発想。主要なユーザーの行動導線を捉える効果的な方法を探すアプローチです。例えばカップ麺の消費量の多い中高生の帰り道を狙い撃ちしようといったアプローチになります。

冒頭に述べたようにアウトドア広告というのは、PRやSNS施策と連動させることによってリーチを高めたり、スマホと連動してコンバージョンを高めたりすることができます。ただし、その前に、まずレレバンシーがないと、単なるにぎやかしや、ユーザー側には何の必然性もない押し付けのノイズ広告になってしまうのです。

強くて効果的なアウトドア広告の作り方(2)

アウトドア広告の強みであるレレバンシーと、トキメキの瞬間を発想するための4つの方法論をお話ししました。いいアウトドア広告の条件とはブランドとスペースのレレバンシーが高いということです。しかし、実はもうひとつ、いいアウトドア広告を作るために大切な条件があると思っています。それは、「空間のバリューアップ」です。

アウトドア広告が掲出される場所は、たいてい公共の空間です。それが交通機関の構内や車内であっても、街の道路や広場であっても、多くの人が使うみんなの生活環境なわけです。広告であることに気づかせずにさりげなくアプローチするアウトドア広告のことを「アンビエント広告」と言いますが、アンビエントとは「環境」という意味なのです。

美しい景色の写真に広告看板が写り込んじゃったら頭にきますよね。美しい街並みに派手なラッピングバスが走っていたらなんだか残念な気持ちになりますよね。こういうことを阻止するために、ブラジルのサンパウロ市では、街の美観を損ねない目的で、アウトドア広告を厳しく禁止する条例が施行されています。

日本にはそのような厳しい規制はありませんが、商品やサービスのプロモーションのために、街の景観を少しでも悪くしてしまったり、利用する人にちょっとでも不快な思いや余計な負担をさせてしまったりしたら、実はその広告はブランドにとってマイナスになりうるのです。これは無意識的な影響なので、広告する側にとってはついつい見過ごしがちなポイントなんですが、いくら関心や欲求が高まるトキメキの瞬間を捉えたとしても、その広告のせいで空間の価値をダウンさせてしまったら、そのブランドに嫌悪感を覚えてしまうことがあるのです。

逆に、アウトドア広告によってその空間がちょっと素敵になったらどうでしょう?例えば退屈で殺風景な駅の地下通路が、楽しいエンタメ空間になっていたり、役に立つ情報空間になっていたり、アート空間になっていたら、嬉しい気分になりますよね。さらにそこにちょっと参加したり体験したりする仕組みがあれば、自然にそのブランドのことが好きになったり、そのブランドのことを人に教えてあげたくなったりしますよね。その空間を素敵にするアウトドア広告。これが「空間のバリューアップ」といういいアウトドア広告のふたつめの条件です。

自分がこのことを痛感したのは、10数年前に、スキー場のスキーリフトを使った肉まんのアウトドア広告を開発した時でした。肉まんが食べたくなるトキメキの瞬間は何だろう?それは「寒い時」であり、「お腹が空いた時」であり「やることがなくて手持ち無沙汰な時」だろう。その3つの条件を全て叶える場所はどこだろう?と考えてスキーリフトに思い当たりました。スキー場でリフトに乗ってる時間は、寒いし、お腹が空いてるし、手持ち無沙汰ですよね。さらに頂上に着くまでには、何十もの、人が乗っていない下りのリフトにすれ違う。そこで、その背もたれに「外はホカホカ」「中はジューシー」「チーズもピザもあるよ」「諸葛孔明が発明した」「29男」といったヒントを書いて、降りる直前の最後のポールに「答えは肉まん」と表示したのです。

肉まんとスキーリフトのレレバンシーは抜群に高く、事実、このスキー場の売店では、肉まんがバカ売れしました。一度答えが肉まんだとわかってしまったら、リフトが頂上に着くまで食べたくて仕方なくなるというのが人間に心理だからです。
しかし、同時に、自分も学生時代からスキーをやっていたので、ひとりのスキー好きな生活者としては、「愛するスキー場を商品を売るための広告で汚してしまっていいのだろうか」というちょっとした罪悪感のような迷いがありました。

このモヤモヤが吹っ飛んだのは、実際に広告が掲載され、現地でそのリフトに乗ったときに、偶然隣に乗った女性インストラクターに言われたこの一言でした。
「この肉まんクイズ、小さな子供達に大人気なんですよ。なかなかしゃべってくれない引っ込み思案な子供とも、この肉まんクイズで盛り上がるんです。コミュニケーションツールとしてとっても役に立ってます。」
この一言がすごく嬉しかったのと同時に、アウトドア広告というのは、「空間のバリューアップ」が大事なんだなということを痛感したのを覚えています。

広告は愛されたり、嫌われたりします。人々がテレビを見る目的は、欲しい情報を知ったり、好奇心を満たしたり、笑ったり泣いたりするためですよね。テレビCMも、そういうことをもたらしてくれるものは愛される。広告というのは、そのメディアや空間を使う人の目的に沿ったものであるべきだと思います。その意味で、「レレバンシー」と「空間のバリューアップ」は、いいアウトドア広告を作るためのふたつの条件なのです。

「未来をしっかり見ているね」

佐藤カズー氏
佐藤 カズ一 氏
TBWA HAKUHODO エグゼクティブ・クリエイティブ・ ディレクター

選考基準において実現可能性はもちろん大事ですが、5Gを軸としたよりパーソナルでよりインタラクティブなクリエイティブを楽しみにしている自分もいます。また駅を商業圏ととらえるならば、商品の売り場への誘導や購入意欲を掻き立てるような交通・OOH広告のアイデアが見てみたいです。将来的に駅内の商業施設が拡充され、人々の行動は駅中心になることが予想されます。交通・OOH広告にとっては大きなチャンスであり、応募者は世界初のクリエイティブを生み出せる時代にいるのです。「未来をしっかり見ているね」と思わず唸るような、新しいクリエイティブのかたちに出会えたらうれしいですね。

人生が変わるような作品や受賞者に出会いたい。

吉田宗平氏
吉田 宗平 氏
株式会社THE・STANDARD 代表取締役 プロデューサー マーケティング・プランナー

いろんな切り口の企画がバラエティに溢れて集まっているのは良いこと。だが、駅メディアの新価値として、協賛企業のプロモーションとしても、機能&投資価値がありそうな企画が受賞につながっている傾向です。企画書のビジュアルの作りが良いものは企画の安定感もよく、意図が伝わりやすいので審査にも強いです。が、ただ、コンテストでもあるので、もっと荒削りで、もっといい意味で変な企画がファナリストに残るようにも選んでいきたい。

自分が20代の時に、宣伝会議さんの企画コンテストで何度か賞獲得できたことで人生が変わったので、人生が変わるような作品や受賞者に出会いたい。

地下鉄に乗る人の気持ちに寄り添った、とても愛のある作品たち

八木義博氏
八木 義博 氏
電通CDC所属 クリエーティブディレクター/アートディレクター

地下鉄の車内の中で思います。満員電車に押される人、片時もスマホから目を離さない人、メディアの意味は常に人によって変化していき、それらを把握しないことにはブランドのメッセージを効果的に伝えることは難しいと。前回の入賞作品のどれもが、その意味について格闘し、人とブランドをつなぐ独自の接点を発見していました。
地下鉄に乗る人の気持ちに寄り添った、とても愛のある作品たちだったと思います。

「このアウトプットで本当にクリアできただろうか?」

尾形真理子氏
尾形 真理子 氏
株式会社Tang コピーライター・クリエイティブディレクター

課題に対して真っすぐに考えることは素晴らしいことですが、「このアウトプットで本当にクリアできただろうか?」という自らに対する意地悪な逆算が必要です。地下鉄で移動する人たちが目にする媒体なので、「少しでも驚かせよう、楽しませよう」という見る人に何かギフトを贈ろうという気持ちがあるものについては自然と票を入れてしまいます。課題にいかに正しく答えているかも大切ですが、そういう欲望の部分も評価したいと思いました。

「何を言うか?=企画」

渡辺潤平氏
渡辺 潤平 氏
渡辺潤平社 コピーライター

広告は、目にした人を強引に振り向かせる力がやっぱり大事だと思っていて、そういう意味では「何を言うか?=企画」をじっくり煮詰める作業ができているものが審査員の目に留まるような気がします。

-交通・OOH広告でどうしたら人を振り向かせることのできるのか?-
圧倒的にコピーですね、僕の場合。電車に乗っても街を歩いても、目に飛び込んでくるのは、ほぼコピー。完全に職業病なのですが、街なかで発信される言葉が、どのような想いを背景に生み出され、どのような過程で磨かれながらコピーとして結実したのか。そこを自分なりに読み解くのが好きなんです。

僕自身、書き手としてこだわっているコピーは、時代の空気をガラッと変える起爆剤のような言葉。最近目にした中でとくに印象的だったのは、ラグビーワールドカップのコピー「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」です。

初めて目にした時は、ちょっと大げさじゃ…と感じてしまったのですが、日本チームの快進撃や、大会そのものの素晴らしさも重なって、人々がじわじわとラグビーに引き込まれ、歴史的な成功を収めた大会として多くの人の心を鷲掴みにした。その原点となったのがまさに、このコピーだと思うんです。結果、多くの人にとって「一生に一度」の特別な経験になった。つまり、世の中がこのコピーを追いかける状況が生まれた、ということですよね。

「言霊」なんてよく言いますが、広告で発信される言葉には、その商品の「生き様」を示すという大事な役割があると思うんです。その視点でいくと、難解だったり変に陰のある言葉よりも、できるだけ明確で前向きな言葉を僕は書きたい。広告を目にする側としても、やはり明るい空気をまとったコピーに強く惹かれます。

電車に乗ると、8割の人はスマホを眺めていますよね(もっとかな)。人々の興味を秒でつかんで、目と脳味噌を強制的に振り向かせる。そのパワーを持っていないと、とくに交通広告は単なる風景に甘んじてしまう。

人を振り向かせるためには、言葉の磁力で興味を掻き立てることが極めて重要だと考えます。広告キャンペーンは加速度的に複合化し、コピーはそれぞれのピースを繋ぎ止めるための役割を担わされる局面が増えた気がします。けれど、僕はやっぱり1枚のポスター、1本のコピーで、どれだけ人の心を動かせるか?という勝負からは逃げたくないと思っています。

課題オリエンテーション

賞の構成

部門における最優秀作品

グランプリ

賞金50万円 (各部門 1点)

グランプリに次ぐ、優秀作品

準グランプリ

賞金20万円 (各部門 1点)

主催である株式会社メトロ アド エージェンシーの選考基準を満たした優秀作品

メトロアド賞

賞金10万円 (各部門 1点)

学生かつ、25歳以下のメンバーで制作された作品

学生部門賞

賞品 (各部門 1点)

審査員が特に優れていると評価した作品

審査員特別賞

賞金 5万円(各部門3点)

協賛企業が特に優れていると評価した作品

協賛スポンサー賞

賞金or賞品(協賛スポンサー社数分)

審査員紹介

デザイン部門

  • 八木義博氏
    八木義博氏
    電通CDC所属 クリエーティブディレクター/アートディレクター
    国内外をステージにしたノンバーバルなビジュアルコミュニケーションで、企業ブランディングや広告キャンペーンなど、幅広いクリ工ーティブを展開。
    主な仕事に、JR 東日本「行くぜ、東北。」、Panasonic 「LIFE IS ELECTRIC」、日本郵政グループ企業広告、慶應義塾大学経済学部「PEARL」など。
    受賞に、Cannes Design Lions グランプリ、ONE SHOW DESIGN グランプリ、D&AD イエローペンシル、NYADC金賞、東京ADC賞、佐治敬三賞など受賞多数。
  • 尾形真理子氏
    尾形真理子氏
    株式会社Tang コピーライター・クリエイティブディレクター
    1978年、東京都生まれ。2001年に博報堂入社。
    資生堂、ルミネ、キリンビール、日産自動車など大手企業の広告コピーを手がける人気コピーライター。
    TCC賞、朝日広告賞グランプリほか、多くの広告賞を獲得。
    『試着室で思い出したら、本気の恋だと思う。』(幻冬舎)で小説デビュー。女性の繊細な心を表現したコピーに共感する女性ファンは多い。
  • 渡辺潤平氏
    渡辺潤平氏
    渡辺潤平社 コピーライター
    1977年生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、博報堂、groundを経て渡辺潤平社設立。
    最近の仕事にGYAO!「キンキカイキン!」、関ジャニ∞「完熟新作」、私立恵比寿中学ツアーポスター、B.LEAGUE新聞広告シリーズ、千葉工業大学「求む、宇宙人。」、渋谷パルコ「Last Dance_」、日経電子版「田中電子版」など。
    京都精華大学非常勤講師。宣伝会議賞中高生部門審査員長。雑誌公募ガイドにて「コピトレ!」連載中。

プランニング部門

  • 木村健太郎氏
    木村健太郎氏
    博報堂ケトル 共同CEO エグゼクティブ クリエイティブディレクター/博報堂 APAC co-CCO
    1969年生まれ。一橋大学商学部卒業後、1992年博報堂入社。
    戦略からクリエイティブ、PR、デジタルを越境した統合的なプランニングスタイルを確立し、2006年博報堂ケトルを設立。
    従来の広告手法にとらわれない「手口ニュートラル」というコンセプトで、アイデアを沸かして世の中を沸騰させるコミュニケーションを提案・実施している。
  • 佐藤カズー氏
    佐藤カズー氏
    TBWA HAKUHODO エグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター
    1997年Sony Music Entertainment入社。Leo Burnettを経て2009年TBWA HAKUHODO入社。
    メディアの枠を超えたBig Ideaで、これまでに300以上の賞を受賞。
    また2012年カンヌライオンズフィルム部門審査員、2017年カンヌライオンズプロダクトデザイン部門審査員をはじめ、デザイン、デジタル、プロモーションといった多領域に渡る国際賞の審査員をつとめる。
    2011年JAAAクリエイター・オブ・ザ・イヤー・メダリスト。
    2013年Campaign誌Japan/Korea Creative of the Year受賞。
    趣味は広告のパトロール。
  • 吉田宗平氏
    吉田宗平氏
    株式会社THE・STANDARD 代表取締役 プロデューサー
    「ポップアップストア 」「フラッグシップストア 」のコンセプト開発、コンテンツ・空間/施工デザイン、PR・プロモーション、各種申請代行、運営まで全領域をワンストップで手掛ける専門プロデュース会社を2017年に設立。
    さらに、ポップアップストアやフラッグシップストアの施設運用アドバイス・立地・物件購入に関するコンサルティングや、オフラインとオンラインを統合するニュー・リテール戦略のコミュニケーションプランニングに数多く従事。
    2014年より日本初導入のバブルサッカー、ビリッカー、フットダーツなどの発起人かつマーケティングプロデューサーとして、ニュースポーツ業界の新マーケットを開拓中。300以上のメディア実績あり。

過去の受賞作品

  • 2018 デザイン部門 グランプリ作品 大きなキョロちゃん

    2018 デザイン・クリエイティブ部門
    グランプリ作品

    大きなキョロちゃん

  • 2018 プランニング部門 グランプリ作品 15m走自販機

    2018 プランニング部門 グランプリ作品

    15m走自販機

スポンサー紹介

パートナー企業

  • 株式会社オリコム
  • 株式会社キョウエイアドインターナショナル
  • 株式会社 共立
  • 株式会社 弘亜社
  • 株式会社ジェイアール東日本企画
  • 株式会社 春光社
  • 株式会社 大成社
  • 株式会社 電通
  • 株式会社 東急エージェンシー
  • 株式会社 博報堂
  • 株式会社 博報堂DYメディアパートナーズ
  • 株式会社ムサシノ広告社
  • 株式会社 エヌケービー
  • 株式会社 OOHメディア・ソリューション

お問い合わせ

TEL

03-3475-7666

Metro Ad Creative Award事務局(宣伝会議内)
受付時間:平日10:00~18:00(土日祝日は除く)

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