Winners

2022年度 受賞作品

2022年度受賞結果

多数のエントリーありがとうございました。
「デザイン部門」「プランニング部門」「TikTok広告部門」の受賞者を発表いたします。

※サイトで紹介している企画書の無断使用・メディア掲載を禁じます。
企画書の使用・掲載を希望する場合は、必ず事務局までお問い合わせください。

グランプリ

グランプリ

東京メトロポリタンテレビジョン株式会社

東京を知るには、小回りできなきゃ

受賞者:西島 希世(博報堂)
共同制作者:長沼 直樹(博報堂)

審査員コメント

ローカルのテレビ局が最も埋もれやすいエリアって、実は東京なのかもしれません。ちょっと懐かしいような絵のタッチで、狭い路地を走る小さなバイク。きっとスピードもそんなに出してないだろう。道端のお花にも、猫が飛び出してきても、すぐに停まれる。そんな眼差しを持ったテレビ局であることの魅力がじんわり伝わってきます。(尾形真理子 氏)

細い路地を行く、後ろ姿がなんとも良い。外へ外へと刺激を求めがちな世の中だけど、内側の奥の奥に目を向けてみると思いもしなかった価値に気づけるかもしれない。味わい深いイラストレーションと共に、ローカル局のあり方について、じんわりと温かくメッセージが伝わってくる。グランプリ、おめでとうございます。(八木義博 氏)

このちょっと肩の抜けた感じがTOKYO MXのシズル感と絶妙にマッチしていて好きでした。あと、この説明しきらないかんじというか、受け手に最後はスッと委ねるような定着が見ていて気持ちよくて、一番電車でみたい広告はこの作品だなと思い選びました。(相楽賢太郎 氏)

時代の最先端を映し出すメディアの一つ「TV」を、敢えてノスタルジー絵画での表現に振り切ったところがニクイ。通りの左右にいくつも存在するであろう小道が、TVが今後不特定多数の大衆向け→各個人向けへ変遷することを暗喩しているようにも思える。背中の「9」も◎。(パントビスコ 氏)

準グランプリ

準グランプリ

公益財団法人 東京都公園協会

電車で座りそびれても、

受賞者:山内 優揮(BBDO JAPAN)

審査員コメント

座れる30分と座れない30分では、電車の運賃が倍くらい違う気がします。特に疲れの抜けてない朝の通勤電車では・・・。座れたらなぁと思っているときに、この中づりポスターが目に入ったら。心の捕まえ方がうまくいくと、何気ない公園のベンチが特等席に見えてくるのがおもしろいです。(尾形真理子 氏)

なんてことはない公園の写真が良い。電車内の窮屈な環境を生かして、言葉とその置き方で、普通の景色がとても潤いのあるビジュアルに見えてくる。ゆっくり座りたくなりますよね。コモンスペースが綺麗だと平和を感じる。クライアントの存在価値がよく伝わってきます。準グランプリ、おめでとうございます。(八木義博 氏)

公園の魅力を、公園のベンチの魅力に置き換えて電車の中に配置するというサイトスペシフィックな手法がうまいなあと思いました。コピーも温度感が公園らしい言い回しで、これを見たらついつい途中で降りて公園で一服したくなってしまいそうです。(相楽賢太郎 氏)

とにかく誰が見ても一目で心にストンと落ちるキャッチコピー。日常に疲れた乗客たちを公園へ誘う導線が鮮やか。クライアントが求める部分に関しても「整備された素敵な公園で実際に過ごしてもらう」ことで補填できると思う。(パントビスコ 氏)

審査員特別賞(尾形真理子 氏)

審査員特別賞

Sansan株式会社

のってみたら?

  • 受賞者:西島 希世(博報堂)
  • 共同制作者:長沼 直樹(博報堂)

サービスの仕組みを説明すると軽く3分はかかってしまいそうなところを、エレベーターの表示パネルだけで簡潔に表現し切っている。理屈と感覚をアウフヘーベンするような気持ちよさ。欲をいえば、ポスターを観る人がこの上昇エレベーターに乗ってみようかと思わせるもう一押しがあれば...。(尾形真理子 氏)

審査員特別賞(八木義博 氏)

審査員特別賞

株式会社オフテクス

落ちてきたのは、、

  • 受賞者:川田 陽香(法政大学)
  • 共同制作者:大上 拓也(法政大学)
  • 共同制作者:神田 明日香(法政大学)

瞳の形を思わせる黒いフレームが大胆で良い。プロダクトとユーザーが接地する瞬間(目薬をさす瞬間)にフォーカスしているところが新鮮。目薬が目というデリケートな部分に対して、優しい成分でなくてはならないとあらためて感じさせる、目薬をさす時の緊張感をうまく表現していると思います。審査員特別賞おめでとうございます。(八木義博 氏)

審査員特別賞(相楽賢太郎 氏)

審査員特別賞

Sansan株式会社

私たちには、まだ見ぬ可能性がある。

  • 受賞者:関口 誠(たきコーポレーション)

一見ひとつしか使いみちのないものにフォーカスをあてるアイデアと、丁寧でグラフィカルな定着が見事でした。生まれ変わったモチーフも、ぜんぶ前進していくような印象のものなんですよね。ただ、コピーは3つあるのはちょっと説明過多だったかもしれません。もうすこし情報の余白を見る側に委ねても面白かったかもしれません。(相楽賢太郎 氏)

審査員特別賞(パントビスコ 氏)

審査員特別賞

Sansan株式会社

名刺もキャリアも整いたい

  • 受賞者:稲垣 香奈(ベクトルグループ プラチナム)

好みのアイデア&ビジュアルだったこともあり選出。固くなりがちなテーマを世の中の流行りを取り入れつつ柔軟に表現した一作。良い意味で馬鹿馬鹿しくて愛おしい、擬人化された書類達がクライアントが訴求したい課題への親近感を高めている。(パントビスコ 氏)

メトロアド賞

メトロアド賞

東京メトロポリタンテレビジョン株式会社

東京にも、ローカル番組あったんだ。

  • 受賞者:柾 明日花(大広WEDO)
  • 共同制作者:高石 瑞希(大広WEDO)
  • 共同制作者:関根 彩加(大広WEDO)
  • 共同制作者:竹内 大文(大広)

受賞おめでとうございます。地方から人々が集まる「東京」という街の特性を捉え、煌びやかな都会のイメージをあえて“ローカル”という言葉で温かみを演出するキャッチコピー。「初めての上京で不安だったものの、テレビを身近に感じ少し安心した」というストーリー展開がまっすぐ伝わり、東京に暮らす生活者と TOKYO MX の距離を縮める素敵な作品でした!
お祝いコメント:株式会社メトロアドエージェンシー

学生部門賞

学生部門賞

株式会社オフテクス

どうぞ、ご自"eye"ください。

  • 受賞者:加藤 優月(福岡女学院大学)

想いを伝えるメディアとして選んだわりに、手紙形式であることが分かりづらいとか、文面のくだりが妙に気になったりもしますが(一体どんな内容だったんだ...笑)。瞳を思いやる使い切りタイプの目薬だからこそ、「愛」の説得力が出ている気がします。商品特性に真っ直ぐ向き合う強さが光っていました。(尾形真理子 氏)

「どうぞ、ご自愛ください。」と目薬を通じて、ブランドがユーザーを思いやる気持ちを素直に可愛く表現していると思います。シンプルながらも、レイアウトはどこか意表をつく感じもあり好感が持てました。学生部門賞、おめでとうございます。(八木義博 氏)

デザインでは上の1行はちゃんと見えてるんですが、中づりだと微妙に見えないかんじでついついなにが書いてあったのか全文を想像したくなる感じがいいなと思いました。(相楽賢太郎 氏)

疫病や経済状況に起因した閉塞感が続くこの現代社会。「ご自愛ください」という言葉にホッとした人はたくさんいたことだろう。他者への思いやりと言葉遊びがバランスよく配合された優しい作品。ひとみ、キモチ、カタチ。韻も心地良い。(パントビスコ 氏)

協賛企業賞

協賛企業賞

公益財団法人 東京都公園協会

ユーザーインタビュー

  • 受賞者:剣持 弥生(ワークス・インターナショナル)
  • 共同制作者:小室 俊之(ワークス・インターナショナル)

この度は、ご受賞誠におめでとうございます。 東京都公園協会は、快適で魅力ある都市づくりに向けて、都立公園、庭園、霊園及び東京の河川施設などの維持管理を行っている団体です。今回は当協会の存在、及びその業務内容などについて、“「見える」「伝わる」広告”という募集テーマで募集させていただいた結果、緑や公園施設を題材にした作品を多くお寄せいただきました。その中におきまして、動物目線で公園管理の在り方を魅せるという秀逸な切り口が目を惹きました。特に、動物の写真だけでは場所がどこなのかわからないので、公園名を明記してくださったのがよかったです。シンプルでありながら、電車内中づりでふと目に入った際、「何の広告かな?」と思わず見入ってしまいそうな作品です。ぜひ、今後の広報展開にも活用させていただきたいと思います。 この度ご応募くださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。当協会の事業にご興味いただき誠にありがとうございました。今後とも都立公園、庭園、霊園、東京水辺ラインをよろしくお願いいたします。
お祝いコメント:公益財団法人 東京都公園協会 総務部 総務課 広報係長 小松本由依

協賛企業賞

株式会社オフテクス

第1回小テスト「正しい目薬の使い方」

  • 受賞者:宮本彩加(法政大学)
  • 共同制作者:瀧内彩未(法政大学)
  • 共同制作者:宇山凜(法政大学)

この度の受賞おめでとうございます。 1回使い切り目薬である「ティアーレ」をもっと知って、使いたくなるという課題が、テストという誰でも経験のある形式で簡潔に表現されており、つい最後まで読んでしまうような作品であることとユーモアにあふれた内容でありながら、目薬の選択に関して新しい気づきを与えるような内容になっていることを評価させて頂きました。 受賞作品以外にも数多くの応募を頂きましたことを、この場をお借りし御礼いたします。
お祝いコメント:株式会社オフテクス 執行役員 マーケティング部 部長 大瀧貴寛

協賛企業賞

東京メトロポリタンテレビジョン株式会社

問題.

  • 受賞者:工藤 菜々実(For you)
  • 共同制作者:山下 榛野(For you)
  • 共同制作者:於保 京平(For you)

この度は協賛企業賞の受賞おめでとうございます。 問題の正答が全く分からないわけではなく思い出せそうだけど思いつかない―誰もが経験したことがあるであろうケースで当社の現状をユニークに示していただいた素敵なデザインだと思い、協賛社賞に選定いたしました。広告掲出を通じこの問題を目にした皆さんにも、ぜひよーく考えていただきたい問題ですね。今回多数のご応募をいただきました。ご応募いただいた皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。
お祝いコメント:東京メトロポリタンテレビジョン株式会社 編成局編成部副部長 西館洋平

協賛企業賞

Sansan株式会社

必要なのは、これだけ

  • 受賞者:もろえまい(フリー)

このたびは、素敵な作品をありがとうございました。 転職を意識した時の“あるある”を軸に、Eightの魅力をシンプルかつ親近感のわくイラストで表現され、ターゲット層の20-30代から共感を得るデザインだと感じました。「その場でダウンロードしたくなる」というお題をクリアするイメージも持てたため、選ばせていただきました。 最後になりましたが、この場をお借りして今回ご応募いただいた皆さまにも御礼申し上げます。
お祝いコメント:Sansan株式会社 Eight事業部 キャリア&ソリューション部 アシスタントグループマネジャー 久保谷あとれ

ファイナリスト

  • ティアーレ新鮮祭!!
    • 飯島 優味の素
    • 工藤 優太グレイワールドワイド
    • 永井 創LEAP
  • 寝てても、東京
    • 岩田 祐一フリーランス
    • 高木 公美子ONPHA
    • 棚橋 裕美子
    • 栗原 あずさ
  • 見えたら、Eight
    • 上笹貫 鷹暁
      鹿児島県立短期大学 生活科学科生活
      科学専攻 助教
  • 枯れに散水
    • 迫 健太郎パナソニック
    • 松沢 洋祐クリエイターズグループMAC
  • TOKYOを見よう。
    • 田中 貴弘アクロバット
    • 伊藤 佑也アクロバット
  • もうひとつの部屋
    • 辻 健太郎電通
  • 等身大なtokyo mx
    • 中別府 粛登
      トライゴン・グラフィックス・サービス
  • 縁側で日向ぼっこ
    • 保坂 亜由実フリーランス
  • めぐすり、どうぞ!
    • 恒松 詩南滋賀県立大学
  • ティアーレくださいな
    • 伊東 美奈子プラナクリエイティブ
    • 布野 カツヒデあしたの為のDesign
    • 屋代 美紅
  • 使いまわさない、、、よね?
    • 小野 杏ジャイアント
  • 葉線図。
    • 川村 真悟エヌ・ティ・ティ・アド
    • 貝渕 充良ペンギンギン
    • 古山 昂典静岡新聞社
    • 密山 直也ペンギンギン
  • Switch!!
    • 竹内 駿アドブレーン
    • 荒木 竜郎日本経済広告社
  • 目、ボヤく
    • 田中 萌生グレイワールドワイド
  • 上から失礼します。
    • 常谷 友梨絵マテリアル
    • 源八マテリアル
  • 瞳のフリー宣言
    • 新名 佐和子フリーランス
  • さようなら目薬迷子
    • 藪本 晶子電通
    • 与座 郁哉電通

グランプリ

グランプリ

観世能楽堂

のぞき見能楽堂

受賞者:首藤 響(ソニー・ミュージックソリューションズ)
共同制作者:古林 萌実(東急エージェンシー)
共同制作者:芦田 和歌子(POOL inc.)
共同制作者:佐藤 輝(楽天グループ)

審査員コメント

会場審査でこの企画がキラキラ光って見えました。OOH とは、日常の中で予想外の「出会い」をして、そのスペースならではの「体験」に引き込むことによって、結果そのブランドと新しい「関係」が生まれるドラマだと思っています。能楽堂の課題では、多くの案が能というカルチャーの面白さを切り取って正面から伝えようとして苦戦する中、この企画はもう少し銀座駅を歩く一般の若者と距離が近そうな「出会い」、つまり「この地下3階にこんな世界が広がってるんだ」という気づきを発見した点、二番目に「障子の隙間に何かが見えたら覗きたくなる」という鶴の恩返しエフェクトで人間の本性をついた「体験」設計が優れている点、そして、能は自分に関係ないものであった人たちに「ちょっと敷居が高いけど、機会があったら覗いてみたいサブカル」だと感じさせることで、両者の間に新しい「関係」を生み出している点が秀逸でした。(木村健太郎 氏)

このお題に対して、大半の企画が「能面」や「演目(ストーリー)」に立脚点を求める中で、本企画は観世能楽堂の場所から「銀座駅地下に能楽の世界が広がっている」と着想。この発見こそが「そんな近くにあるなら〜」と足を運ばせる大きな動機付けになっていると感じました。その上で、(地下を)覗き見という思わず試してみたくなる行為を表現に。出題者の課題・場所の特性・消費者の体験を全て結びつけた、非常に鮮やかなOOH企画だと思いました。(加我俊介 氏)

媒体特性(立地、媒体形状、通行者の心理)をしっかりと捉えた、この場所、この媒体だからこその固有性を持ったアイディアだと感じます。広告を広告的に見せない審美さや奥ゆかしさのある企画で、銀座や観世能楽堂の優雅で気品のある空気感を視覚的にも表現した美しい仕掛けに、審査会でも感嘆の声が上がっていました。グランプリ受賞、おめでとうございます!(辻愛沙子 氏)

交通広告にしかできないこと、すなわち『その駅ならではの事件』を起こしている。ワクワクした。(三浦崇宏 氏)

準グランプリ

準グランプリ

株式会社Mobility Technologies

GO自由にお取りください

受賞者:津島 英征(博報堂)
共同制作者:中西 亮介(博報堂)
共同制作者:佐藤 祐太郎(ジェ・シー・スパーク)

審査員コメント

国際広告賞審査で審査員が一番よく使うのが「シンプル」と「フレッシュ」というほめ言葉。最近ではこれに加えて「サステナブル」という言葉もよく使われます。この企画の優れているところは、アイデアがめちゃくちゃ「シンプル」なこと。シンプルとは、説明がいらない。一枚絵でわかる。1 秒で全てが伝わる。直感的に手が伸びる。つまり企画書がいらない、ということです。だって駅を歩く生活者は企画書なんて読まないのだから。逆にグランプリに押せなかったところは、ショッピングバッグのピールオフのギブアウェイという手法があまり「フレッシュ」ではない点と、ゴミを増やしてしまうのではないか?という点で「サステナブル」かどうかが気になった点。幕張メッセに行くといつもこういうバッグがそこら中に捨てられているので。でもそれを超えるシンプルさの勝利です。(木村健太郎 氏)

荷物が多い時ほどタクシーを使いたくなる消費者インサイトと、バラバラの買い物袋を一つにまとめられるユーティリティ性。課題駅である「銀座」の街特性に根差した機能する広告だと思いました。アイデアコンペティションと考えると、シンプルな企画だからこそ、“もうひと工夫”あった方がよかったかもしれませんが、この紙袋を手にした人たちが銀座の街を歩く情景がしっかりと浮かびました。(加我俊介 氏)

消費者の心理を解像度高くリアルに捉えたアイディアで、サービス利用における新しい顧客接点を発見しているともいえる、利用者にも広告主にも双方にとってメリットのある企画だと感じました。実際に私も買い物を沢山した後に、「重いしタクシーで・・・」あるいは「荷物大きいし電車に乗ったら迷惑かな・・・」などの動機でタクシーを利用した実体験があります。顧客目線に立った見事な着眼点だと思います。準グランプリおめでとうございます!(辻愛沙子 氏)

交通広告にしかできないこと、すなわち『その駅にいる人に対するサービス』になっている。実際に使ってもらえそう。(三浦崇宏 氏)

審査員特別賞(木村健太郎 氏)

審査員特別賞

株式会社Mobility Technologies

世界ぶっ飛びタクシー パクチーチケット編

  • 受賞者:樋口 華子(大広九州)
  • 共同制作者:江﨑 俊介

僕が好きな言葉の一つに高崎卓馬さんの「人は笑う前にまず驚いている」という言葉がありますが、OOHというのは CM以上に日常の中に溶け込んでいる風景なので、ちょっとした違和感がないと出会いは起こりません。しかしこの企画は必要以上に意味不明な違和感でパンチを連発してきます。なぜ駅にパクチーが大量に吊り下がってるのか?駅中パクチーの臭いが充満するのではないか?パクチーをめくると出てくる案内所とは何なのか?なぜ円でなくバーツ表示なのか?あまりに意味不明すぎてもはや通り過ぎることは不可能。さらに、そもそもGOがなぜタイ料理店だけを勧めるのか?タイトルのフォントの狙いは何なのか?そんな不可解さが審査員を混乱の渦に陥れます。「ダメ。私やっぱりこの企画は理解できない。」と泣き叫ぶ辻審査員。「パクチーチケットはタクシーチケットと韻を踏んでるぞ。『編』とついてるのはいろんな国を旅するシリーズ広告だからか。」と歓喜する三浦審査員。このクレイジーな盛り上がりは 2019年に審査員特別賞に選んだ 「胴体がめちゃくちゃ長い牛のちちしぼり(フルーチェ)」 以来です。僕がよくいう言葉に「つっこみたくなる企画は大抵いい企画」というのがあります。いわゆる「神の見えざる手 CD」の導きというやつです。これからもつっこみどころ満載な企画で生活者と審査員を楽しい混乱におとしいれてください。(木村健太郎 氏)

審査員特別賞(加我俊介 氏)

審査員特別賞

一般財団法人 日本情報経済社会推進協会

個人情報大放出セール

  • 受賞者:丸山 優河(プラップジャパン)
  • 共同制作者:重見 果歩(カヤック)

誰もが一度は、「迷惑メールはどうして送られてくるのか?」「どうやって連絡先が漏れたのか?」と、 不思議に感じた経験があると思いますが。本企画は、“実際の個人情報の売買額”という驚きの情報で、その記録を一瞬にして蘇らせ自分事化を促す。公共性の高い場所での見せ方など、表現方法にはまだまだ伸び代があるかもしれませんが、素晴らしい着眼点だと思いました。(加我俊介 氏)

審査員特別賞(辻愛沙子 氏)

審査員特別賞

観世能楽堂

愛憎割

  • 受賞者:吉田 周平(tko)
  • 共同制作者:引地 梨佳(K&L)

元々能楽に関心を持っている層ではない全くの新規層にアプローチしようとする胆力と、能の魅力に対する理解度(及び理解に至るまでの努力)が滲み出ているアイディアで、制作者のお人柄と本気の姿勢が感じられる企画書でした。広告本来の1番の理想形である“行動/実売”にしっかり繋がるイメージが湧き、これまで関心を持たなかった層が話題にしたり興味関心を持ったり、その先で行動としての初鑑賞にまで至る可能性を感じました。今の時代らしいキャッチーな着眼点や魅せ方も面白く、デジタルでのアクティベーションもユーザー特性をしっかり捉えている。SNSでの話題までイメージが湧きました。一点だけ、アワードの特性を考えると“交通広告だからこそ”のもう一捻りがあるとさらに良かったかなと思います。ターゲット層を考えると銀座よりも渋谷や原宿にあえて出稿するなど、トラフィックとの相性や駅貼りだからこそできるアートディレクションがあると尚良いかもしれません。それらを踏まえても、とても楽しいアイディアでした!(辻愛沙子 氏)

審査員特別賞(三浦崇宏 氏)

審査員特別賞

一般財団法人 日本情報経済社会推進協会

でっかい規約書

  • 受賞者:徳光 一蕗(電通)
  • 共同制作者:吉田 彩音(McCann Health Japan)

交通広告にしかできないこと、すなわち『その駅にいる人の気持ちに寄り添う』ものだと思った。学生らしいインサイトも好き。(三浦崇宏 氏)

メトロアド賞

メトロアド賞

一般社団法人 日本バレーボールリーグ機構

等身大ジャンプチャレンジ

  • 受賞者:丸山 優河(プラップジャパン)
  • 共同制作者:重見 果歩(カヤック)

受賞おめでとうございます。バレーボールの魅力の一つである「ダイナミックな躍動感」に着目し、駅全体の空間を活用して、テレビやスマホでは体感できない「高さ」をうまく表現したリアルメディアならではのアイデアでした。また高さを表現するに留まらず、「飛ぶ」「チケットを取る」というアクションを加えることで、「等身大」でバレーボールを感じることができる大変面白い展開でした!
お祝いコメント:株式会社メトロアドエージェンシー

学生部門賞

学生部門賞

一般社団法人 日本バレーボールリーグ機構

Vリーグ合格祈願

  • 受賞者:丸井 涼夏(神戸大学)
  • 共同制作者:羽柴 祐希(神戸大学)
  • 共同制作者:不破 啓介(大阪府立大学)

最初は「落ちない」という願掛けだけで果たして受験生がわざわざ V リーグを見に行くのだろうか?と思いましたが、よく考えてみれば、僕も受験生の時には、滑るからスキーに行かなかったし、トンカツ食べたし、今でもゴルフ場に行くとスイングが手打ちになるから手打ち蕎麦は食べない自分がいます。カエルを財布に入れると無事カエれるとか、辛子を財布に入れるとカレシができるとか、日本人はダジャレジンクス大好きですもんね。学生さんのエントリーだと知って、受験生の実感に正直な企画だなと思いました。(木村健太郎 氏)

ターゲットを受験生に絞り「(ボールを)落とさない=合格祈願」と発想、敢えて“興味の入口”を別に設けた本企画。この企画からは、自分自身をリトマス試験紙にして、「(スポーツの定石)迫力表現だけでは観戦までは難しい」というリアルな消費者感覚による思考の跡を感じました。だからこそ、Vリーグとターゲットの繋ぎ方から変えてみる。学生時代からそんな風に考えられるなんて素晴らしい!と感服しました。(加我俊介 氏)

“自分が1番努力していた時に、自分を応援してくれていた人たち”というのは、人の記憶に深く刻み込まれるもの。単にバレーの魅力を一方的に伝えるだけではなく、その特性を活かしながら、媒体特性(明治神宮という立地と受験シーズンというモーメント)を捉えた新しい自分ごと化する接点を作り出した愛のあるアイディアだと感じます。定期券シールというアクティベーションにまで落とし込まれている点も素晴らしいです。(辻愛沙子 氏)

広告としての工夫が随所に仕掛けられている。現代の生活者のインサイトの発見、SNSに波及するための工夫、体験としての面白さ。最大の欠点は交通広告じゃなくてもいいこと。(三浦崇宏 氏)

協賛企業賞

協賛企業賞

株式会社Mobility Technologies

GO MAP GINZA

  • 受賞者:吉岡 龍太朗(博報堂)
  • 共同制作者:槇野 結(博報堂)

この度のご受賞、誠におめでとうございます。 駅構内でよく目にする地図を、『GO』のアプリ上で表示されるマップにすることで、次の場所へ急いだり、目的地に近い出口を探す利用者に対して、スムーズにサービスのご利用を促進する、利用者心理を捉えた素晴らしいアイデアだと感じ、選ばさせていただきました。素敵なご提案をありがとうございます! また、その他にもユニークかつ斬新な企画が多く、サービスを提供する側として大変たくさんの気づきをいただくことができました。ご応募いただいた皆さま、この場を借りて御礼申し上げますと共に今後の益々のご活躍を祈念いたします。
お祝いコメント:GO事業本部マーケティング部 一同

協賛企業賞

観世能楽堂

そろり、そろりと生きましょう。

  • 受賞者:冨澤 由佳(NKB)
  • 共同制作者:高田 成子(NKB)

この度は誠におめでとうございます。私共、能楽は700年の歴史があります。このような賞に協賛して、外部の方の意見を集めるのは、初めての機会でした。能楽は、一般の現代芸術と違い、演者側から強く訴えかけるようなことはせず、最低限の所作でお客様にいろんな受け取り方をしていただくことを美徳と考えております。選出した作品からは、「現代の人って、こう思ってるんだ」という発見があり、自分の考え、能の魅力と、「そろりそろりといきましょう」という作品がマッチしていたと考え、選ばせていただきました。またこのアワードが能の歴史と同じように700年、「そろりそろり」と続いていきますよう、お祈りしております。
お祝いコメント:観世能楽堂 観世三郎太

協賛企業賞

一般財団法人 日本情報経済社会推進協会

#もしもプライバシーマークがなかったら

  • 受賞者:永田 優太朗(TBWA HAKUHODO)
  • 共同制作者:小野 ひかり(TBWA HAKUHODO)

協賛企業賞の受賞、おめでとうございます。“秘密”という点に着目し、それを“個人情報”とかけ合わせた点、それらを見せたり隠したりすることで、ターゲットへ、ドキッとかつクスっと、“守る”ことの大切さを伝える素晴らしい広告でした。恐怖訴求じゃない点、1人でも気軽に触れることができる点も、素敵です。素敵な作品をありがとうございました。また、当協会課題へご応募いただきました皆様へ御礼申し上げますと共に、今後の益々のご活躍を祈念いたします。
お祝いコメント:一般財団法人日本情報経済社会推進協会 ライバシーマーク推進センター 主任 福岡峻

協賛企業賞

一般社団法人 日本バレーボールリーグ機構

SHOOT!SHOT!

  • 受賞者:佐藤 圭祐
  • 共同制作者:細沼 里奈
  • 共同制作者:三木 洋平

ご入賞、おめでとうございます。“会場・試合ごと消費者の方に持って来ればいい”というコンセプトのもと、多くの人が日常的に通行するメトロの空間で突然、観客が取り囲むバレーボールコートに立つという発想がとてもユニークでした。さらに、実際にボールに触れることができる視点は子供や若い人にも興味を持たせ、インパクトあるビジュアルとともにSNSを通じて外部へ展開される可能性にも期待しています。
お祝いコメント:一般社団法人 日本バレーボールリーグ機構 事業企画部長 広報・プロモーション担当 内藤拓也

ファイナリスト

  • タクシー予報
    • 石野 亮真会社員
    • 菊野 くるみゼロイチ
  • T-1グランプリ
    • もときれおがフリーランスクリエイター
  • 鳥人体感
    • 野坂 真哉ソキウス
  • こっそりのぞい展
    • 渡邊 一生東急エージェンシー
    • 田中 健太郎東急エージェンシー
    • 安里 喬泰郎ATOMica

TikTok広告賞

アンファー株式会社

東京タワーVlog

受賞者:藤後 麻理絵(博報堂プロダクツ)
共同制作者:松井 俊樹(博報堂)

審査員コメント

アニメーション、レシピ動画、ショートフィルム等々、非常にバラエティに富んだ作品が集まり、楽しく審査させていただきました。甲乙付けがたい作品が多数ある中、審査のポイントとして特に2点を念頭に置きました。課題である「スカルプDを使っている方のイメージチェンジに沿っているか」そして「ユーザーにしっかり見てもらえるアイデアがあるか」です。TikTok広告賞に輝いた作品につきましては、この2つのポイントをしっかり押さえ、かつ秀逸なラストで締められることで強烈な印象を残していたことを特に評価し賞を贈らせていただきました。(TikTok for Business Japan Global Business Solutions Creative Lab Group Head 橋本剛典)

審査員特別賞(💘イツク👟 氏)

アンファー株式会社

スカルプDai名

  • 受賞者:北嶋 一樹(フリーランス)

広告としてのクオリティはもちろん、内容の面白さも兼ね備えていてまさにTikTok広告として理想の作品だと感じました!特にTikTokで大事な導入部分の「2秒のインパクト」「視聴者の間口の広さ」、全体の「テンポ感」「ツッコミ所」の4点を戦国大名をうまく起用した構成で抑えられていてとても面白かったです!(💘イツク👟 氏)

協賛企業賞

アンファー株式会社

無い場合はスカルプD 篇

  • 受賞者:村上 温香(STAY GOLD & Co.,Ltd)
  • 共同制作者:生田 竜司(フリーランス)

この度は協賛企業賞の受賞、おめでとうございます。 作品はスカルプDの魅力を「髪に良い」と表現しながら、ユーモアがあり魅力が伝わる動画でした。シャンプーとかけ離れた、「料理」とのコラボは新しい観点の作品で目を惹きました。また、動画の完成度も非常に高く宣伝物としての効果も期待できる作品でした。「スカルプDは悩みが深い人が使うシャンプー」というイメージを感じなかった点も評価のポイントです。新しく生まれ変わったスカルプDをより多くのお客様に手に取っていただけるよう様々な取組みをして参りますので、楽しみにしていただけますと幸いです。 ありがとうございました。
お祝いコメント:アンファー株式会社 Dクリニック事業部 PR課 土橋健也

ファイナリスト

  • 勝手にスカルプD篇
    • 有山 周作NUTS FILM
    • 石塚 崇寛DOP(Acam)
    • 猿渡 希生DOP(Bcam)
    • 須藤 健史Lighting Director
    • 古川 尚篤Mixer
    • 笹本 竜之介Sound Recording
    • 則兼 智志Colorist
    • 長屋 弥来Cast
    • 両角 直也Cast
  • いつまでもなびく髪へ
    • 金丸 朝菜フリーランス